エフェクター製作記

〜 第1章 Vintage Delayを作ろう 

@基板レイアウト
今回はVintage Delayを作ってみようと思います

空間系のエフェクターを作るのは初めてなのですが、果たしてうまくいくかどうか…。
結果的にいってしまうと失敗作なんですけどね、まあまあその過程とその後の進化をレポートしたいと思います。そいでもって、使えそうなやつはレンタルで貸出してゆきますので、お楽しみに♪

今回の基板は結構でかめです。基板レイアウトをプリントアウトして生基板に貼り付けた物が左の写真になります。しかしまたパターンが複雑ですねえ…。
基板は生基板(プリント基板ともいう)を使用します、エッチングという方法でリレーしていない箇所銅箔を溶かして基板を生成していきます。
A穴あけ後
一気に穴が空いてしまいましたねえ…。上のレイアウト図を元にしてハンドドリルで1個1個穴を開けていくのですが、これがまた面倒な作業なのです。ユニバーサル基板という元々穴がいっぱい開いている基板を使用すればそのような手間もないのですが、その場合後々挿し込んだパーツの足を配線させる作業が出てくるのでどっちもどっちなわけですよ、はい。

聞いた話によると、プリント基板よりもユニバーサル基板の方が音がいいらしいです。
銅箔を通るよりも、パーツ等の足で配線したほうが伝導性が良いという事なのでしょうか??にゃんちゅうにはよくわかりませんが、プリント基板を使用したほうがなんとなくキレイにできる感じがするので、こっち使ってます。
もちょっと突っ込んだ話をすると、基板というものが出てくる前はラグ板といわれるものを使用していたそうです。これがまた、音がいいらしいのです。あまり複雑なパターンを再現できない為、あまり需要は無くなってしまったようなのですが、ヴィンテージのエフェクター等には使われている物もあるそうです。

Bパターンをなぞる
穴あけが終わったら、基板の銅箔面にレジストペンを使ってパターンを記入してゆきます。
レジストペンは一応専用のマーカーらしいのですが、あまりキレイに仕上がらないケースが多いようです。まあエッチング自体あまりキレイにできるものでもないですが…。

しかしながらインターネットで調べてみたところ、専用のレジストペンでマーキングするよりもマッキーの青が一番キレイに仕上げられるという情報を得ました。なので、にゃんちゅうは早速マッキー青を購入。試してみました。マッキーシリーズは細い方と太い方とありますので、細かいところをマーキングする際には非常に効果的ではありました。この作業をしっかりやらないと仕上がった基板に影響が出てきてしまい、音の出ない原因となる場合もあります。

慎重に作業を進めてゆきましゅ。意外とキレイにマークできました♪

Cエッチング
ここから、エッチングという作業に入っていきます。この液体は、マーキングされた以外の銅箔を溶かしてくれるという素晴らしくも恐ろしい液体です。※廃液は説明書に基づきクリーンに処理しましょう

この液体に基板をつけるわけなのですが、時間はだいたい10分〜15分くらいですかねえ。基板の面積にもよると思いますが。そして液体の適温が40℃〜45℃だそうなので、その温度だったらもっとはやく溶けるのかもしれません。でもにゃんちゅうはいつも常温でやっちゃってます(笑)

様子を見ながら、銅箔が溶けるのを待ちます。
あんまり長いこと漬け過ぎちゃうと悲惨な事になるので、気をつけましょう。

D基板完成!!
できました基板!!

なかなか上手くできてるように見えますが、近くから見ると所々粗が目立ちます…。まあエッチングではこれが限界だと思っています。もうちょっとキレイに仕上げたいなら感光基板を使うと良いらしいです。同じ生基板を使うそうなのですが、レイアウトパターンをプリントしてある専用のフィルムを基板にあてて、紫外線を何時間かあてるそうです、そうするとフィルムにパターンされているレイアウトが基板に映るというなんとも手間いらずな方法なのです。しかしながら、道具を揃えるのが面倒…。どうやら蛍光灯でもできるみたいなのですが、パターン作成ソフトもないので、ちょっち手を出せずにいます。

そんなこんなで、次は完成した基板にパーツを取り付けていきます。

Eパーツ取り付け
パーツを取り付けていきます。
基本は背の低いパーツからです。一番背の低いパーツはジャンパー線と呼ばれる、抵抗などの足を切り取ったものを配線代わりにして使うパーツです。こいつをとりつけてやった後には、抵抗と呼ばれるイモ虫のようなパーを取り付けていきます。まさに左図のものがそうなのですが、この抵抗について分かる範囲で簡単に説明するとしましょう。

エフェクター等に主に使用されるのが図のようなカーボンタイプでサイズも決まってるのかな、こいつをよく使います。値はΩ(オーム)で入力された信号に抵抗を与え、その値にする。みたいな感じです。説明がへたくそですいません、あんま分かってないっすね自分…。まあ電子パーツはネットでいろいろ調べれば詳しくわかるはず。興味がある方は調べてみてください。

F取り付け完了
ひととおりのパーツの取り付けが完了いたしました☆
なんとなくそれっぽくなってきましたねえ、抵抗、コンデンサ、トランジスタ、オペ…、ありゃオペアンプがくっついてませんぜよ!!どうゆうこっちゃ!?と確認したところ、素晴らしい事実に気がつきました。

基板のパターンレイアウトを逆にとってしまっていたのです…。
エ━エ─エ━ェ─ェ━o┤*´Д`*├o━ェ─ェ━エ─エ━エ

まあ、パーツをつける前に気付いていたんですけどね…。なので、パーツたちは全部逆にくっついています。ただ、オペアンプは足のささる位置が決まっているので、逆にしちゃうとまずいのですよ。
なので、かなり強引ですが、こんな感じで取り付けました。

G強引に取り付け


ないわ〜〜〜〜〜〜〜…。

しかしながら一応配線は間違っていないはず。
これでパーツの取り付けは完成。

オペアンプというのは、増幅器という意味らしい、多分。歪み系エフェクターの歪みのキャラクターを決める最も重要なパーツといえるでしょう。なんでディレイに使うのかはよう分かりませんが。


G可変抵抗器取り付け
ここで、可変抵抗器を基板に取り付けます。
可変抵抗器とは、別名ポッドとも呼ばれていて、つまみと呼ばれる部分の機能的な役割をしている部分ですな。単純につまみといってしまうと、まわすだけのものになってしまうからね。

この後、ケース加工したり、穴空けたり、いろいろしなきゃならんのですが、本体は昔作ったオーバードライブがあったので、こいつと基板を差し替えることにしました。

そいでまあ完成したのですが、
音出ない、いや出るけど、ディレイしてない…。
Σ(´□` ) ハゥ
という残念な結果になってしまいました。次章に続く



続き読んじゃう??